第151回 菅井さんセミナーシリーズ③『不動産投資の失敗談、ここだけで語ります…』
(2015/10/11(日)開催)
大好評をいただいている「お金が貯まるのはどっち」などの著者、菅井敏之さんのセミナーシリーズの第3回め「不動産投資の失敗談、ここだけで語ります…」でした。
場所はいつもの田園調布「SUGER COFFEE (スジェール コーヒー)」
あの菅井さんでも失敗があるなんて、意外ですね。
銀行で支店長まで勤められたご経験と不動産事業家としてのご経験から、銀行側の視点、銀行員として多くの人を観ていくなかでどういう人が資産を築いていくかという知見、そしてそこからの学びと実践の手法も盛り込まれており、今回もとても刺激になる会でした。
よくドラマで「銀行は晴れの日に傘を貸そうとするが、雨の日には傘を貸さない」なんてセリフを言ったりするのを聴いたことがありますが、銀行側もビジネスをやっているわけです。この手のセリフの多くは、相手側(この場合銀行)の目線が欠落した自分のことばかりを考えた手前勝手だということが、菅井さんのお話を聞いていると改めてよくわかります。
「銀行はやはり、属性のいい人にお金を貸したがる。それも給与の何倍という形になる。それは、何かあった時にサラリーマン収入でお金を返してもらえるだろうと考えるから。」
「それであれば、属性は自ら作っていく必要が有る。自分のB/S(貸借対照表)、P/L(損益計算書)を把握し、収入の15〜20%を貯蓄する。」
「家計が黒字体質になっていて、家族(両親など)の資産なども勘案し、アパート経営という事業を行なっていると言う意識を持つことが必要。」
しっかりと融資対策までお話いただきました。
今回は、メインはご自身のアパート経営の中での失敗とそこからどうリカバリしたのか?というお話です。
最初の土地取得では、取りまとめ役の工務店が消えてしまったこと。そこに業者として入っていた会社の社長が助けてくれたこと。その会社自体も半年後に潰れてしまったこと・・・
3棟目で、コストが1千万円も上乗せになったけれども、リースという手を使ってなんとか乗り越えたこと・・・
びっくりするような話ばかりです。
こういう失敗の経験から、様々なテクニック、工務店選びの大切さ、さらには管理会社などを含めたパートナー選びの大切さ、不動産投資・事業をやる目的そして戦略を持つことの重要性などのお話をいただきました。
何より印象的だったのが、これらの失敗がいろいろな学びにつながったこと、そして今でも謙虚に学び続けられていることです。
最後に「お金持ちは、信用を積上げている」という言葉があり、特に心に響く言葉になりました。
個人的には、菅井さんの本の中で「信用残高の増やし方」が一番お気に入りなのですが改めて読み返してみようと思ったセミナーでした。
菅井様、ご参加いただいた皆さま、スタッフの皆様ありがとうございました。
(この時の失敗談は『失敗事例に学ぶ! 「不動産投資」成功の教科書』にインタビューとしても掲載されています)